【マレーシアからオーストラリア留学の流れ】できるだけ安い費用で留学する方法

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オーストラリア留学 安い 費用

マレーシアのインターナショナルスクールから、将来オーストラリアの大学へ行く方法があるのをご存知ですか。

マレーシアはイギリス連邦で、同じくイギリス連邦のオーストラリアへ留学する人が多くいます。これはイギリスの義務教育システムのIGCSEや留学のための英語資格IELTSを学ぶ機関が多くあるためです。

じつはうちの長女もマレーシアでIGCSEを取って、オーストラリアの大学へ留学しました。

この記事では、マレーシアで英語を学んで最終的にオーストラリア留学する流れを説明します。マレーシアを経由することで留学費用はかなり抑えらます

できるだけ安くオーストリア留学したい人や、お子さんにオーストラリア留学させたい人はぜひ最後までお読みください。

イギリス系のインターナショナルスクールでIGCSEを勉強する

マレーシア留学

マレーシアには多くのインターナショナルスクールがあります。

日本のインターナショナルスクールより学費が安く、入学するための英語のハードルが高くない学校もあるため、日本人にも大人気です。

オーストラリアの教育制度もイギリス系のため、大学入学のための準備コースでイギリスの義務教育終了試験IGCSEが適応されます。

IGCSEは、イギリス系のインターナショナルスクールで、Year11の終わりに受験します。しかも必要なスコアをとれなかった科目は、次回のテストを受け直すなど何度でも受験できます

たとえば大学準備コースに入るためにIGCSEで6科目のCスコア以上が必要な場合、1科目Dスコアがあった場合、次回のテストでその科目だけ受け直し、Cスコアを6つにして留学できるのです。

オーストラリアへ行く時期は少し遅くなりますが、長い人生の中の半年や1年の遅れはまったく気にしなくても大丈夫!

最終試験のIGCSEから大学準備コース

オーストラリア留学 IGCSE

Year11が終了した年にIGCSEを受けたら、次は大学準備コースです。

イギリス系の教育はYear10、Year11でOレベル(義務教育終了試験でGCSEとも呼ばれる)を受け、この最終試験に通るとそのままマレーシアでAレベルと呼ばれる大学準備コースが受けられます。

または、オーストラリアで大学準備コースに入る方法もあります。

大学準備コースは、以下の3つの種類です。

  • IBコース
  • Aレベル
  • ファウンデーションコース

それぞれの大学準備コースの概要はこちらです。

IBコース
最近日本でもよく聞きますがIB(国際バカロレア、International Baccalaureateの略)はスイスのジュネーブで設立された非営利団体が提供しているプログラムで、世界共通の大学入学資格及び成績証明書を与えるDP(Diploma Programme)が大学準備コースとなります。世界の多くの大学がIB認定をしておりIBを取ると多くの国の大学へ行くことができます。プログラムの幅が広く、論文や課外活動などたくさんの事を学ばないといけないため大学準備コースとして受けるのは大変です。

IBコースでよいスコアを取れると、イギリス系だけでなくアメリカ系や日本の大学、世界中の大学への入学も可能になります。

にいな
にいな

私の個人意見としてはどこの国の大学へ行きたいか決まっていない人におすすめのコースです。

Aレベル
Aレベル(General Certificate of Education, Advanced Level)はイギリスの高校生が受ける大学入学資格となる統一試験です。AレベルはIGCSE(Oレベル)を終了した人がその後2年間勉強して受ける試験です。主にイギリス系の大学に入りたい人がAレベルを受験します。

最近ではアメリカ系の大学でもAレベルを認めるところが増えてきました。

にいな
にいな

イギリス系なのでイギリス連邦加盟国のオーストラリアやニュージーランドなどへ留学を考えている人は、Aレベルが通用しますよ。

ファウンデーションコース
こちらもイギリス連邦加盟国で採用されている大学準備コースでOレベルを終了しイギリス系の大学へ留学を希望する人が受ける準備コースです。上の二つと違うのは大学に直系した準備コースで大学や提携のカレッジで開講されているという点です。
入りたい大学が決まっている人は、その大学のファウンデーションコースを取ることで大学入学が有利になります。
にいな
にいな

行きたい国や大学が決まっている人はファウンデーションコースを取ることをおすすめします。

娘はオーストラリアの理学療法士課と決まっていたのでこのファウンデーションコースを取りました。

(おまけ)アメリカの大学の準備コース
アメリカの大学は、とくに準備コースというのはありません。入学資格となるSATやACTのコースを取るとそのスコアに応じた大学へ入学できます。

大学準備コースに入るための英語の資格

オーストラリア大学 英語の資格

大学の準備コースへ入るためや大学に入るために英語のテストで一定のレベルをクリアしなければいけません。

IGCSEで英語科目をクリアしていれば、この英語の資格は免除されます。

マレーシアの義務教育試験のSPMや日本の高校卒業資格でオーストラリアへ留学する場合英語の資格が条件になる場合があります。

英語の資格
TOEFL
IELTS

英語の資格は一般的にアメリカならTOEFLかIELTS、イギリス連邦国ではIELTSが使われます。

TOEFLとIELTSの比較はこちらの記事で紹介しています。
【TOEFL(トフル)とIELTS(アイエルツ)】留学に必要な英語の資格をご紹介

何点以上なら大学準備コースや大学に入れるかは、大学や専攻によって変わります。スコアの付け方はこちらです。

Toeflのスコア:
Reading セクション(スコア:0 – 30)
Listening セクション(スコア:0 – 30)
Speaking セクション(スコア:0 – 30)
Writing セクション(スコア:0 – 30)
総合スコア(スコア:0 -120)
Ieltsのスコア:
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
上記4技能のスコアが0.5きざみで示され、平均値が個人のIELTSスコア(オーバーオール)となる。
IELTS(バンドスコア:0-9)

留学のための大学留学準備コースではToeflだと60点、Ieltsではスコア5ぐらいが目安です

英語以外のインターナショナルスクールや、日本の高校を卒業してオーストラリアへ留学しようと考える人はToefl60点、Ieltsスコア5を目指して勉強しましょう。

大学準備コースからオーストラリアの大学へ

オーストラリア留学 大学

準備コースの修了時に一斉テストを受けます。

オーストラリアもマレーシアもそうですが、日本の大学のように大学の入試テストを受けるのではなく、一斉テストの結果で入る大学を選びます。

試験の結果次第で入れる大学が変わるということで、大学に受かった、落ちたということはありません。

通常ファウンデーションコースの場合終了試験で一定の成績をとれば、そのまま提携大学へ進めます。

 

日本の高校卒業資格は、コースによって大学準備コースを受けなくてもそのまま大学へ入学が可能できます。(高校の成績が大学条件をクリアしている必要があります)

ただしオーストラリアの大学はIELTS6.0以上を条件としているところが多いため、IELTSのスコアが入試条件となります。

オーストラリアの語学学校でIELTSを勉強して大学へ入る人もたくさんいますが、マレーシアの語学学校でIELTSを勉強してオーストラリア留学する方法もあります。

物価の差でマレーシアで勉強するとかなり料金が抑えられます。

さらにIELTSは日本でも勉強できます。日本でとれば一番費用が安くなりますよね。日本でIELTSが学べるスクールは、以下の記事で紹介しています。
おすすめIELTS対策スクール総まとめ

オーストラリアの大学をおすすめする理由は卒業後のビザ

オーストラリア 学生ビザ

留学するときに知っておきたいのが卒業後のビザです。学生の時は学校がスポンサーになって学生ビザが発行されます。しかし卒業すると学生ビザがなくなるので別のビザの取得が必要です。

オーストラリア留学のメリットのひとつに大学を卒業したあと卒業生ビザが取れることがあげられます。

長女もこの卒業生ビザを取得して就職しました。卒業生ビザがない国で留学すると学生ビザが切れる前に就職先を見つけて就労ビザを取る必要があります。せっかく大学を卒業しても就職先が見つからず自国に帰らないといけないパターンが本当によくあります。

マレーシアの大学を卒業する場合もこの卒業生ビザはありません。就労ビザに切り替えたい場合、学生ビザを数ヶ月延長します。

永住権が取れる可能性がある

条件を満たせば、卒業生ビザの期間に永住権を申請できます。

オーストラリアの永住権はポイント制です。必要なポイント数がたまると永住権を申請する権利ができます。

オーストラリアの永住権を申請する条件はかなり厳しく投資家ビザから永住権を取る場合、まずこの投資家ビザを取るために1.2億円以上の投資をする必要があり、それを数年継続してようやく永住権申請の権利が取れます。

また仕事でスポンサーを見つけて永住権を取る人もいますが、永住権をとれそうな強い職場を探し、その職場で働き続けなければいけません。知り合いは10年間ずっと同じ職場でかなり過酷な条件で頑張ったそうです。

オーストラリアの大学を卒業するとポイントがもらえます。それに年齢や資格、職歴などのポイントを足して永住権が申請できます。

卒業生ビザの間、就職しながら職歴ポイントを貯めると、永住権申請の可能性が出てきます。

にいな
にいな

大学を卒業して永住権が取れたら、1.2億円や10年間の価値があるということになりますね!

オーストラリアの大学へ行くメリット・デメリットをこちらの記事にまとめました。
【オーストラリア大学留学体験より】オーストラリア留学のメリット・デメリット

マレーシアの大学からオーストラリアの大学へ

マレーシア オーストラリア

最後にマレーシアの大学からオーストラリアの大学へ入る方法をお伝えします。

マレーシアにはイギリスやオーストラリアと提携している私立大学がいくつかあります。

それらの大学から交換留学したり、最後の2~3年をイギリスやオーストラリアの大学で学ぶツインプログラムと呼ばれるプログラムがあります。

物価や学費の安いマレーシアで学ぶことで、その分費用が抑えられるのです。

大学を卒業すると、マレーシアと提携先の大学の2つの卒業資格がもらえるプログラムもあり、とても魅力的です。

【マレーシアからオーストラリア留学の流れ】できるだけ安い費用で留学する方法まとめ

オーストラリア留学 にいな

長女の体験からマレーシアでインターナショナルスクールからオーストラリアの大学へ留学する流れをご紹介しました。

日本からいきなりオーストラリアの大学へ留学するのは英語の問題でかなりハードルが高くなります。

そのためマレーシアからオーストラリアの大学へ留学する学生はたくさんいます。マレーシアのインターナショナルスクールで勉強してオーストラリアへ留学するのは金銭的にかなり節約になるのでおすすめです。

マレーシアの英語訛りを心配する人もいますが、マレーシアの英語力はかなり高く、現地の学生も英語力ではほとんど問題なく英語圏へ留学しています。

実際に長女もIGCSEで英語はA*でしたし、息子はほとんど準備もせず受けたIELTSでスコア7.5を取りました。

マレーシアからオーストラリアへ留学させたいと考えている方はどうぞ安心してください。

オーストラリア留学を考えている方に、まずマレーシアで英語を勉強する事はとてもオススメです。ただIELTSは日本でも勉強できるので、費用を抑えたい方はぜひ挑戦してみてください。

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