【海外子育て】マレーシアで育ちオーストラリアで就職した長女について

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海外子育て マレーシア

マレーシアに住んで25年以上がたちました。
今マレーシアへ子供の教育のために移住してくる家族が増え、子供の教育についていろいろ相談されるようになりました。

マレーシアは多民族国家のためそれぞれの言語の学校やインターナショナルスクール、ホームスクールなど学校の選択肢がたくさんあります。

我が家の3児は全く違う教育を受けることになりました。
そんな経験に興味を持っていただくことが多くなったのでこのサイトで文字にしてみようと思いました。

まずは長女からご紹介させて頂きます。

英語の幼稚園=>中国語の小学校=>中国語の中学校=>インターナショナルスクール=>オーストラリア留学=>オーストラリアで就職

こうやって育った長女に興味をお持ちいただけましたらぜひ最後までお付き合いください。

幼児期は日本語を話す

3児の中で一番日本語が上手なのが長女です。
同じように育てたのにどうしてかなと思いましたが幼児期一番日本語で話しかけていたようです。

自分でも意識していませんでしたが子供の小さい頃のビデオを観ていると長女の時は4歳で幼稚園に入るまで私は日本語のみで話しかけていました。

英語はパパと3人のときに使って、テレビは英語と日本語の番組を見ています。

長女が幼稚園に通いだすまで特に現地のママ友と呼べる人はおらず、日本人の友達と過ごすことが多かった気がします。

また長女が1歳になる前に3ヶ月日本へ帰国したこともありました。

にいな
にいな

幼い頃3人の子供の中で長女が一番日本語を聞いて育ちました。

幼稚園は英語で授業

長女の幼稚園1年目は英語のクラスに入れたので、全て英語です。

私が住んでいる国には中華系の幼稚園もありますが年少からしっかり授業があり、漢字の書き方やabcの書き方も覚えます。

この頃から家で話すときも英語が混じるようになりました。

よくバイリンガルやマルチリンガルを育てるには徹底して母親か父親のどちらかが日本語で通し、別の方が外国語で通すべきだととか言われます。

にいな
にいな

でも実際は幼稚園の話をしているときに先生に「You are very good.」って言われたよなど英語が入ってきてしまうのです。

英語と日本語の2カ国語ペラペラばっちりにするためにはここで「何?先生なんて言ったの?」と日本語で聞き返すべきだそうです。

そういうことも考えず、日本語は母親が使うから自然と覚えるだろうから(これ大きな間違い!)英語を使う機会を増やさないとと思っていたので長女は幼稚園ごろから会話に英語が混じることが多くなりました。

そして幼稚園の年長からは中国語のクラスに通うようになり、この頃からパパとも少しずつ中国語で話すようになりました。

帰国子女の通信教育

長女は日本語は私と話すだけで、読み書きが全く出来なかったので1年生になった時、帰国子女用の通信教育を受けさせることにしました。

コースは海外子女教育振興財団のものでした。

日本国籍もあるので教科書は日本領事館より無料で頂けます。それを使って送られてくる教材にそって回答し返送すると丁寧に添削して返してくれます。

素晴らしいシステムだと思いましたが、下の二人も生まれこの頃パートで働くことになったので私が続かず結局1年でやめてしまいました。

しかし長女はとりあえずこれでひらがなを覚えたようで、その後しばらくひらがなを使う機会もありませんでしたが、今ラインやフェースブックで日本語で送っても読めるし返事もしてきます。

にいな
にいな

子供の頃の記憶ってすごいですね。

子供が小さいお母さんに日本語話すかどうかは親の努力次第だから頑張って~と伝えています。
今はインターネット学習があるのでそれを使うといいと思うので、その記事はこちらに書きました。
【海外で子供の日本語学習】おすすめのインターネット学習はこちら!

小学校は中国語の学校へ

小学校は父親の強い希望で中国語の学校へ通うことになりました。
中国語は年長で1年やっただけなので1,2年生のときはあまり成績もぱっとせずなんとか付いていっている感じでした。

この頃から家で見るテレビや自分で読む本は英語が主になりました。

学校は中国語の学校でしたが住んでいる地域が英語で話す家庭が多かったからか、授業以外は英語で話すことが多かったようです。

彼女の中では英語が一番楽な語学になりました。

それでも長女は幼児期に日本語をたくさん聞いて育ったからか3人の子供の中で一番日本語が話せます。

この頃から英語、中国語、日本語の生活が始まります。

マレーシアでは小学校6年の終わりに全国一斉試験がありその成績で中高校が決まります。中学から高校は同じ学校で学年もForm1~Form5でセカンダリースクールと呼ばれます。

娘はこれも父親の強い希望で中国語のセカンダリースクールに通うことになりました。

ただ公立学校だとマレー語がかなり比重を占めるのでマレー語を重視したくないうちの家族は私立の中国語学校を選びました。

中学は私立の中国語学校

私立の中国語学校は当たり前ですがかなり中国語に力を入れていて、小学校では最近中国で使われる簡体字中国語を習っていましたが、中学では伝統的なタイプの繁体字中国語を習い、最終的には独中統一考試(UEC)と呼ばれる試験を受けます。

中国語がメインの試験ですが、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどなど広い国の大学入学資格として認められているので、UECをとって留学する生徒もたくさんいます。

高校はインターナショナルスクールへ

海外子育て マレーシア

中学、高校と一貫制の学校でしたが、長女はどうしても英語で勉強したいと言い出したので、3年後日本でいう高校生になる時に英語のインターナショナルスクールへ転校しました。

転校した学校はイギリス系のインターナショナルスクールで長女はYear10からスタートです。

長女にとって英語で勉強できたのが幸いし、水を得た魚のように成績がぐんぐん伸びました。
次の年Year11では成績優秀で授業料70%免除のスカラシップももらいました。

イギリス系の学校はYear11の終わりにイギリスの義務教育終了試験IGCSEを受けます。
IGCSEについてはこちらの記事に書いてます。→ オーストラリア留学の資格について

長女の第一言語は間違いなく英語です。
読む本も見る映画も全部英語でした。
難しい英語の本を楽しんで読んでいました。

ただ話すときは複数の言葉を使い、母親と話すときは日本語と英語、父親とは英語と中国語、友達は英語が得意な子とは英語、中国語が得意な子とは中国語で話していました。

マレーシア英語のマングリッシュの不安

ここまで書くとすごい!と思うかもしれませんが、彼女の英語はいわゆるマングリッシュと呼ばれるマレーシア訛りの強い英語です。

中国語も英語が混じったいわゆるマレーシア中国語です。

日本語も生活になんとか困らないだろう程度のレベルで、日本人の人が聞いたら純日本人ではないとすぐにわかります。

にいな
にいな

こんな全て中途半端で大丈夫かなと悩んだ時期もありましたが、こういう環境では仕方がないのかな、まあ学校の成績もいいしなんとかなるでしょうと楽観的な親は放置です。

最終試験のIGCSEの結果

英語を本格的に始めたのは高校から、しかもインターナショナルスクールといっても娘が行った学校は娘が入った年からインターナショナルスクールになった学校で、それまでIGCSEをやっておらず、ほとんど地元の学生ばかりというインターナショナルスクールと呼んでいいのわからない学校でした。

なので正式な試験でどこまで通用するのかかなり疑問を持っていたんです。

にいな
にいな

しかしちゃんと通用しました!

長女はIGCSEでかなりいい成績を取り、オーストラリアの大学留学準備コースは授業料全額免除をもらって無事オーストラリアへ留学することになりました。

この時のことはこちらの記事で詳しくご紹介しています。→ 【承認メール付き】オーストラリア留学で返済不要の奨学金をもらうには

オーストラリアの大学へ留学

IGCSEを受けた次の年に長女はオーストラリアへ留学しました。

Year12で卒業したので大学進学には1年足りず、まずは大学の準備コースに入りました。
ここで1年勉強し、試験を受けて大学です。

オーストラリアもマレーシアもそうですが、日本の大学のように大学の入試テストを受けるのではなく、一斉テストを受けてその結果で入れる大学を選びます。

なので大学に受かった、落ちたということはありません。
試験の結果次第で入れる大学が変わるということです。

長女はパースの学校で大学準備コースを受けましたが、結局アデレードの大学に入学しました。

長女の経験からオーストラリア留学についてこちらの記事にまとめました。
【南オーストラリア大学生の体験談】オーストラリア留学のメリット・デメリット

大学卒業して就職へ

オーストラリア留学のメリットのひとつに大学を卒業したあと卒業生ビザが取れることがあげられます。

卒業生ビザがないとせっかく大学を卒業しても就職先が見つからず自国に帰らないといけなくなるパターンが本当に多いです。

そんな卒業生ビザについてはこちらの記事で詳しく書きました。
【オーストラリア留学 卒業後】現地で就職できる卒業生ビザについて

長女はオーストラリアで就職して卒業生ビザで働いています。
1年間働くとオーストラリアの永住権を申請できるので1年たったら申請する予定だそうです。

オーストラリアで永住権を申請する条件はかなり厳しく投資家ビザから永住権を取る場合、まずこの投資家ビザを取るために1.2億円以上の投資をする必要があります。

また仕事でスポンサーを見つけて永住権を取る人もいますが、永住権をとれそうな強い職場を探すのだし、その職場で働き続けなければいけません。知り合いは10年間ずっと同じ職場でかなり過酷な条件で頑張ったそうです。

にいな
にいな

大学を卒業して永住権が取れたら、1.2億円や10年間の価値があるということになりますね!

【海外子育て】マレーシアで育ちオーストラリアで就職した長女についてのまとめ

長女が中学、高校のときは複数言語でどれも中途半端になるのではとかなり心配しました。

しかしマレーシア英語でも全く問題なく大学準備コースを終了し、希望の大学に入学、卒業、そして就職できました。

言葉は混ぜるといけないとよく言われますが、長女を見ていると結局はなんでも本人次第なんだと強く感じます。

長女はオーストラリアで「アメリカから来たの?」と数人に聞かれたそうです。
彼女の英語がアメリカイングリッシュ寄りだったからだそうですが、マレーシアで教える英語はブリティッシュイングリッシュ。アメリカ英語とは無縁です。

じゃあなぜアメリカ英語?ということですが、これは小さいころ見ていたテレビがほとんどディズニーなどアメリカ番組だった。そして聞いていた音楽はほとんどアメリカンポップスだった。まさにこの影響です。

にいな
にいな

地方訛りで育った日本人が東京に行くとテレビで聞いていた標準語を話すのと同じ状況ですね。
子供の耳ってすごいです!

自分も働いていて強く感じるのはやはり英語がきちんと出来た方がどこに行っても通用するということです。

国際社会の中で中国語や他の言語が出来る人がそれぞれの得意分野をかわれて雇われていますが(とりあえず私は日本語)、会社で上に立つ人はみんな英語が得意で英語でプレゼンテーションが出来たり、英語で報告書が書ける人です。

日本で日本だけを相手にしている会社で働くのなら日本語だけでもいいのかもしれませんが、これからそういう会社が生き残っていくのは難しそうです。

そんなの英語の通訳を雇えばいいと思うかもしれませんが、通訳はあくまでも言葉を伝えるだけで気持ちを伝えることが出来ません。

流暢な英語を話すレベルでなくても、間違った気持ちが相手に伝わってしまわないよう、せめて通訳がどうやって訳しているのかぐらいわかるように英語を勉強しておくのは必要かなと強く思う今日この頃です。

海外で育ったから自然と英語が出来る訳ではありません。それと同じく日本にいるから英語が出来ない訳でもありません。

子供がその言葉を話せるようになるかどうかは親がその言葉の環境を与えるかどうかで変わるだけです。

にいな
にいな

現にうちの子は十分な日本語環境を与えなかったから日本語ネイティブにはなれなかった…

そして長男はまた違った学校へ進んだので長男のことは別記事でご紹介させて頂きます。
【マレーシア子育て】 長男は英語と中国語そしてワーホリで日本語を!

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