オーストラリア留学のメリットとして「気候がいい」「自然がいっぱい」などとよく書かれていますが、もちろんそうなのですが、それよりも人生を変えることのできるもっとすごいメリットがあるんです!
まずオーストラリアへ留学するとき2つのビザで留学することができます。
- ワーキングホリデービザ
- 学生ビザ
1.のワーキングホリデービザは就学、就労、観光ができるビザですが、留学目的というより社会勉強目的なので学校へ通うのは4ヶ月(17週間)までという制約があります。
2.の学生ビザは学校の許可があれば何年でもいることができます。
オーストラリアで大学に留学するための情報はこちらにまとめました。
【体験談】オーストラリア留学で大学へ行くための情報はこちら!
今回は我が家の長女が南オーストラリア大学へ留学したときの経験からオーストラリア留学のメリットとデメリットをご紹介します。



ちなみにうちは私と息子もワーキングホリデーでオーストラリアへ行ってます。
今回主に長女のように正規留学をした場合のメリット・デメリットをご紹介しますが、ワーキングホリデーでも当てはまるものがあるので参考にして下さい。
メリット1 学生ビザでバイトが出来る
オーストラリアの学生ビザはアルバイトが認められています。
ただし授業がある期間のアルバイトは週20時間までという制限があります。スクールホリデー中は時間の制限はありません。
授業料が高く、生活費も高いオーストラリアで留学生がアルバイトをするのは一般的で、ほとんどの学生がアルバイトをしています。
アルバイト先はレストランやカフェ、お土産物屋さんが比較的学生に働きやすい場所で、英語力があれば選択肢は広がります。
英語のできない最初の頃は日本食レストランなどで働いて、ある程度英語力がついてきたら地元の人でにぎわうレストランやカフェでアルバイトすると英語の上達にも役に立ち、地元の友達も作りやすくなります。
レストランやカフェでアルバイトするとまかないも付いてくるので、食費も助かりますね。
物価の高いオーストラリアでは人件費も高く、学生ビザのアルバイトやワーキングホリデーでも時給17~22オーストラリアドルぐらいもらえます。
週20時間みっちり働き、スクールホリデーは終日仕事をすれば学生ビザで行って生活費をアルバイトでカバーすることは不可能ではありません。
ただ大学準備コースや大学へ留学している人は勉強がかなり大変なので、アルバイトに明けくれて単位が取れないなんてことになると、なんのためにオーストラリアへ行ったか分からなくなってしまいます。
オーストラリアへ学生ビザで行っている人は両立できる範囲でアルバイトを入れて下さいね。
このアルバイトができるというのは、学生ビザで留学している人にとってとてもありがたいことで、アメリカなど原則学生ビザでのアルバイトが認められていない国があります。
そういう国へ留学する場合は留学のトータル費用がかなり高くなりますので、留学費用を考えるときは学生ビザでアルバイトが出来るかどうか調べた方がいいですよ。



学生ビザでアルバイトが出来るのはオーストラリア留学の大きなメリットです。
メリット2 卒業生ビザがある
オーストラリア留学をおすすめするもうひとつの理由が卒業後のビザです。
卒業して学生ビザが終了するとその国に住むことが出来なくなります。
留学を考えるとき卒業してからその国で就職や永住を考える場合は卒業後のビザについても調べる必要があります。さもないとせっかく頑張って卒業したのに、日本に帰るしか選択肢がなくなるからです。
娘がオーストラリアの卒業生ビザを取ったときの情報はこちらの記事で紹介しています。
申請条件や申請費用など詳しく知りたい方はどうぞ!
【オーストラリア留学 卒業後】現地で就職できる卒業生ビザについて
条件は年々変わっていきますので、こういう事は専門のエージェントに聞くのが一番!うちは海外在住のため海外のエージェントにお願いしました。
どのエージェントがいいか分からない方はこのエージェントは学校側からのコミッションで運営していて相談者からは相談料を取らないので、気軽に聞いてみて下さい。

メリット3 永住権が申請できる
のんびりとしたオーストラリアに住みたいと希望する人はとても多く、オーストラリアの永住権はとても人気です。
オーストラリアで永住権を持つと公共の医療が無料・子供の教育費が安くなる・福祉サービスが受けられる・物件購入ができるとたくさんのメリットがあるからです。
オーストラリアで永住権を申請するためには一定のポイントを満たす必要があります。
このポイントは年齢、英語資格、職歴、学歴などでポイント数が決まっています。
永住権を取得するのにポイントが高い人が優先されるので、ポイントを貯めるためスポンサーを見つけたり英語の資格を取ったりします。
その中でも大学や大学院を卒業してもらえるポイントの占める割合がとても高いため、永住権を取るためにオーストラリア留学は大きなメリットとなります。
また知り合いはワーキングホリデー中にスポンサーを見つけて永住権を取った人もいます。
しかしこの人は永住権所得に10年かかりました。10年間ずっと同じ職場でかなり過酷な条件で頑張ったそうです。
他の手段として永住権のポイントが取れない人は投資家ビザから永住権という道もありますが、投資家ビザを取るためには1.2億円以上の投資をする必要があります。



オーストラリア留学で大学を卒業するということは10年間という歳月や、1.2億円以上の価値があるという事ですよね!
オーストラリア留学のデメリット
オーストラリア留学のデメリットはなんといっても学費が高い事です。
日本は留学生に優しく、国立大学で1年間約60万円ぐらいとしてそこから留学生に奨学金や留学補助を出している大学がたくさんあります。
友達の息子さんは50%の奨学金をもらえたそうで、1年間の学費は30万円程度です。
それに引き換えオーストラリアのような留学生に人気の英語圏は留学生の学費は現地の学生よりはるか高く設定されています。
為替73円で計算すると約234万円!!!
南オーストラリア大学のパンフレットです。






なんと1年間A$9,527となってます! 1/3以下ではないですか~
分かってはいましたがあらためて愕然。
大学の学費の詳細はこちらの記事で書いています。大学から来た請求書も載せてますので参考にして下さい。



オーストラリアは学費とともに生活費も高いですが、これはバイトでなんとかできるのでデメリットには入れないでおきます。
【南オーストラリア大学生の体験談】オーストラリア留学のメリット・デメリット
海外留学は学費がとても高く大変ですが、その中でもアルバイトが出来たり、卒業後現地で働けるなどのメリットがあるオーストラリアは留学地としておすすめです。
オーストラリアの卒業生ビザは卒業してからオーストラリアに住めるという大きなメリットがあります。
オーストラリアの留学経験を生かして日本で就職と考えている方はいいですが、せっかく高い授業料を払ってオーストラリアへ留学したのだから、年収の高いオーストラリアで働きたいと思う方にとってはありがたいビザです。
またその後永住権取得を考えているなら、この卒業生ビザで仕事の経験を積むのはとても重要な事です。
なぜそんなに永住権にこだわるのか。
これは比較的安定した日本に住んでいると感じないかもしれませんが、政治不安や経済不安のある国に住んでいると将来が心配です。
そんなとき別の国に住む権利を持つというのはとても心強いのです。



日本も災害などでいつどうなるか分かりません。そのための避難先として他国で住める永住権が取れるなら取った方がいいと思いますよ。
留学に少しでも興味がある人はまずエージェントで情報収集して下さい。
自分で調べるよりはるかに多くの情報を持っているし、エージェントの中には学校側から紹介料をもらうので、相談者は無料のところがあります。
そういうエージェントはサポートも入学手続きも無料でしてくれるので、是非利用して下さいね。
日本でもこちらのネスグローバルというエージェントが同じシステムなので気軽に聞いてみるといいですよ。



