ワーキングホリデーでオーストラリアへ1年間行った方の体験談です。ワーキングホリデー(略してワーホリ)は30歳以下の若者が海外で観光、通学、就職と自由にできるとても貴重なビザです。
ワーキングホリデーに関する細かい情報はこちらの記事でまとめています。まずはワーキングホリデーの基礎知識を知りたいという方はこちらを参考にしてください。
【ワーキングホリデー体験より】オーストラリアでワーホリする情報
自由に使えるワーキングホリデービザですが、せっかく行くのですから意味のある時間にして欲しいですね。そのために出発前にしっかり準備をしないといけません。
私はオーストラリアへワーキングホリデーに行き、息子も同じくオーストラリアへワーキングホリデーに行きました。



自分たちの体験でワーキングホリデーを有意義にするために英語の準備は絶対必要だと強く伝えたいです!
私が経験して感じた出発前の英語の準備でワーキングホリデーの成功が決まる理由はこちらの記事で紹介しています。
【体験者より】ワーキングホリデーの成功は出発前の英語力で決まる理由!
ここではオーストラリアへワーキングホリデーに行った人の体験談をご紹介します。この人は英語が分かります。でも英語が分かるのと英語で通じ合えるのとは違うという経験をしました。これは海外に住んでいる私も感じることです!
オーストラリアワーホリで英語が分かるのによく分からないという経験
私は、1年間オーストラリアへワーキングホリデーに行っていました。
7年ほど前にも遡りますが、学生時代に半年間フィジーで語学留学をしていたこともあって、自分の英語力にはそこそこ自信がある状態でオーストラリアへと渡りました。
オーストラリアワーホリで英語が分かるのによく分からないという経験
フィジーでの語学学校内のレベルは、校内で最高のビジネスクラスに所属していました。
実際にオーストラリアで生活を始めてみると、シェアハウスのオーナーへの連絡、希望する仕事先への応募のメール、スーパーや飲食店での店員さんとのやりとり、ありとあらゆる全てのことが英語でしたが、相手が何を行っているのかさっぱりわからないという状況に陥ることなく、オーストラリアでの生活を楽しむことができていました。
しかし、滞在期間が長くなればなるほど「英語が分かっているけどよく分からない」という状態になりました。
それはどういうことかというと、相手がどういう気持ちでその言葉を言っているのか?
ネイティブが自分の立場だったらどのような言葉を選んでどのような話し方をするのか?などと、語学学校で教わったこと以上のことを考えるようになったからです。
また、仕事中にも、「これをきちんとした言葉(ビジネスライク)で説明するにはどう言ったらいいのだろうか」などと考えることもあり、他人から見たら喋れているように見えるはずの英語も自分の中では全然喋れていないように感じていました。
英語ではお互いの60%しか理解し合えないということ
オーストラリアでのワーキングホリデー中には、オーストラリア人、韓国人、台湾人、インドネシア人、マレーシア人など多くの国の人との出会いがありました。
その中でも特に仲良くなった台湾人の友人がいたのですが、お互い英語がそこそこできる状態だったので常に英語で会話していました。彼女とは仕事も一緒だったこともあり、一緒にいる時間が長く、ふざけた話からとても真面目な話まで本当に色々なことを話しました。
ある時、ふと彼女が私たちの話す英語について話題をふってきました。とても真面目な話でした。その中で彼女は、「私とあなたは英語のネイティブスピーカーじゃない。だから、自分の思っていることや感じていることを中国語や日本語のように100%表現することができない。それに、話すだけじゃなく、聞く時もそう。多分私たちはお互いに80%ずつくらいしか伝え合えないから、80%と80%で、結局60パーセントくらいしかちゃんと分かり合えていないんだと思う。」というようなことを言いました。
彼女が言った60%しか私と分かり合えないというのは、説得力があり、ネイティブスピーカーではない私たちが母国語と同等に英語を使いこなせるようになるまでには大きな壁があるのだと強く感じました。
【ワーホリ体験談】ワーキングホリデーのオーストラリアで感じた英語の壁のまとめ
会話しているけどなんとなく分かりあえていないという気持ちはとてもよく分かります。英語が完璧でないとどうしてもずれを感じる時があります。もちろん英語だけでなく育ってきた環境や文化にも関係するのだと思います。
海外で言葉の行き違いでトラブルが起こることはよくあります。多分日本語で話していたら起こらなかったトラブルでしょう。
しかしどんなことも話あえばちゃんと分かり合えると思っています。言葉が通じないならとことん分かり合えるまで通訳を通じて話し合うことも必要です。
国際結婚では言葉が通じなくても上手くいっているご夫婦はたくさんいます。それはお互いを分かろうとする気持ちがあるからです!



ワーキングホリデーでは「英語がわからないからこの人とは分かり合えない」とあきらめないで、お互いが納得するまでとことん話し合えるそんな仲間を見つけて欲しいと思います。
ただ現地で生活するためにやはり英語はできた方がいいのは確かです。全く英語ができないけどワーキングホリデーを考えている人は、完璧な英語でなくていいのでとりあえず生活できる日常英会話を身に着けてから行くといいですよ。
ワーキングホリデー前にもう一度英語をやり直ししようと思うならこちらの記事を参考にして下さい。